1000年以上の長きにわたって文化や政治の中心地として栄えてきた古都・京都。京都好きの方は、京都にちなんだ名前というのもステキですよね。
外国人旅行者も増え、なにかと注目の京都。歴史的建造物や史跡が街の至るところに点在し、四季折々の景観と合わさった様子は格別のもの。何度行っても、何歳で訪れても新しい発見のあるこの街に、強い思い入れを持つ方も少なくないのではないでしょうか。
「京」を使った名前
まずはストレートに「京」の字を使った名づけを。もともとは「大きいもの」というニュアンスを含んだ漢字で、「大きな都」「兆の1万倍」といった意味があります。
読みは「きょう」「けい」「みやこ」が一般的ですが、「あつ」「おさむ」「たかし」「ちかし」「ひろし」という読み方もできます。
「京」を使った男の子の名前
- 京之介(きょうのすけ)
- 京一郎(きょういちろう/けいいちろう)
- 右近(うこん)
- 左近(さこん)
「京」を使った女の子の名前
- 京子(きょうこ)
- 京香(きょうか)
- 京(みやこ)
「都」を使う
続いては京都の「都」!
「人の集まる大きな町」「政治の所在地」などという意味に加えて、「垢ぬけている」「美しい」という意味も持っている漢字です。いつの時代も、都会の文化は洗練されたものだったのですね。
「都」男の子の場合
止め字として名前の最後に使うと収まりがいいです。
- 祐都(ゆうと)
- 柊都(しゅうと)
- 春都/晴都(はると)
- 愛都(あいと/まなと)
「都」女の子の場合
女の子は、どこの位置に「都」を使ってもいいですね。
- 都(みやこ)
- 瑚都(こと)
- 早都美(さとみ)
- 都花(いちか)
- 亜都紗(あずさ)
- 都希子(ときこ)
「みやこ」の三文字にそれぞれ漢字をあてる
- 美也子
- 未椰子
名所・地名にちなんだもの
京都には歴史的な名所や独特の地名がたくさんあります。耳にするだけで、目にするだけで、「あ、京都っぽいね!」と思ってくださる方もいるはず。ちょっと古風で、個性的で、印象に残りやすい名前がたくさんありそうです。
男の子の名前だと
- 糺(ただす)…下賀茂神社内「糺の森」から
- 慈照(じしょう)…慈照寺(銀閣寺)から
- 鞍馬(くらま)…鞍馬寺から
- 晴明(せいめい)…晴明神社から
- 醍醐(だいご)…醍醐寺から
- 嵐(あらし)…嵐山から
- 聖護(しょうご)…聖護院から
女の子の名前だと
- ねね…高台寺(別名「ねねの寺」)から
- 仁和(にんな)…仁和寺から
- 花(はな)…祇園などの「花街」から
- 由岐(ゆき)…由岐神社から
- きらら…雲母坂から
- 桂(かつら)…桂駅から
- くいな…くいな橋駅から
- 精華(せいか)…精華町から
いかがでしたでしょうか。京都という土地が持つ、雅やかさや奥ゆかしさなどが想起される名前がたくさん揃った感があります。
京都で生まれ育った人、京都に住んでいる人、京都を愛する人々の名づけの参考になれば幸いです。