本、特に文学作品を読むことが好きな親御さんは、お子さんにも文学にまつわる名前をつけるのも素敵ですよね。
ここでは、文学にまつわる男の子の名前をご紹介しますね。
願いを込めるときも、「文学のように、人の心に影響を与えるような子になってほしい」「よく本を読み、文学を愛する子になってほしい」など、豊かな思いを込めることができます。
【文】を使う男の子名前
ストレートに「文」という字を使った名前はいかがでしょうか。
男の子の名前としては「ぶん」と読んでも、「ふみ」と読んでもいいですね。
漢字の意味としてはもともと「模様」や「飾るもの」を指す言葉でした。そこから転じて「書かれたもの」という意味を持つようになり「文学」や「文字」「文書」という使われ方をするようになっていた字です。
画数が少なくシンプルな字で、左右対称ということもポイントになりますね。
昔ながらの古風な美しい名前にもなりますし、組み合わせる漢字次第では今風にもなりますよ。
- 文太（ぶんた）
- 文吾／文悟（ぶんご）
- 文秋／文明（ふみあき）
- 文人／文仁／文斗（あやと／ふみと／ふみひと）
その他、「◯◯ふみ」という名前は男の子の名前のバリエーションに多いので、
- 聡文（あきふみ）
- 武文（たけふみ）
- 智文（ともふみ）
- 康文（やすふみ）
など、たくさん考えることができます。
【詩】を使う男の子名前
文学の一つに詩があります。特に詩が好き、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「し」と読むだけでなく「うた」と読むこともあり、リズムや大切にするものでもある「詩」。
文学的であると同時に、音楽的なイメージのある名前がつけられそうですね。
少し女の子らしいイメージのある漢字なので、あまり力強い漢字と合わせると違和感があるかもしれません。特にユニセックスな名前を考えている方は、バランスを考慮してみるといいでしょう。
- 詩郎／詩朗（しろう）
- 詩文（しもん）
- 大詩（たいし／ひろし）
- 優詩／夕詩（ゆうし）
古典に出てくる名前から
万葉集や百人一首にも出てくる言葉から名前を授けてみるのも、文学的な香りがします。
女の子に比べて、名前にしやすい言葉は多くないですが、日本古来からある美しい言葉をつけることができます。
万葉集から
・真鳥（まとり）
・弓弦（ゆづる）
源氏物語から
・光（ひかる）
文豪の名前から
明治～近代に活躍した作家の名前からとって名付けてみるのはいかがでしょうか。
好きな作品がある作家なら特に、名前にその思いを込めたいですね。
- 治（おさむ）…太宰治より
- 龍之介（りゅうのすけ）…芥川龍之介より
- 基次郎（もとじろう）…梶井基次郎より
- 作之助（さくのすけ）…織田作之助より
- 潤一郎（じゅんいちろう）…谷崎潤一郎より
- 朔太郎（さくたろう）…萩原朔太郎より
いかがでしたか？
文学作品や、文学そのものをイメージされる名前は知的な印象があります。
本や小説が好きという方は、お子さんにも本好きになってもらえたらうれしいですよね。無理強いというわけにはいきませんが、そんな思いを込めてみるのもいいかもしれません。
参考にしてみてくださいね。
